案内とお香典

案内状の書き方についてのマナーですが、日時、場所が決まったら、できるだけ早く案内状を手配するようにすることが大切で、遅くとも1ヶ月前までには発送するのがマナーです。
内容についてはまず誰の法要か明記して、日時、会場の場所を記入し、地図などを添えるとより親切です。必ずしも喪服でなくてもいい場合は「平服でお越しください」と一言添えた方がいいでしょう。
返信用のはがきを同封しておけば出席者の数を確認できるので、お斎の準備をする際に便利です。
一般的な書き始めがわからない場合は、事例集などを参考にしましょう。お香典については宗教ごとに異なる香典袋、お香典の書き方もあるので、事前に確認が必要ですが、基本的に蓮の花の絵が描かれた熨斗袋が仏式用となっています。
ちなみに「御佛前」、「御仏前」、「ご仏前」という香典表書きは、一般的に四十九日の法要以後に使用します。ただし、浄土真宗では「御霊前」の表記は使えず、通夜、葬儀でも「御仏前」となっています。
このように先方の宗教を確認する必要があるのですが、宗教を確認できない場合には、表書きの「御霊前」は避けた方が無難でしょう。
香典の下の段の書き方にも基本的なルールがあるので気をつけましょう。三人以上になる時で、1名あたりの金額が少額の場合には「お返し等のお心遣いはなさいませんようお願い申し上げます」と書き添えてください。