法事・法要のマナー



出席者の対応

 

 

前項で案内状の出し方について説明しましたが、ここでは案内状を送られた側のマナーについて説明します。

 

 

法事の案内状が届いたら、まずはできるだけ早く出欠の返事を出すようにしてください。施主側には法事後の宴席の手配などの準備の都合あるので、基本的に返信用ハガキが同封されているので、遅くても一週間前までには出すようにしてください。

 

 

法事は内輪だけで行うことが多いので、出席するのは招待を受けた場合だけで、法事の日が近づいてもこちらから催促する行動は慎んでください。どうしても出席出来ない場合には特に早めに返事を出すのがマナーで、電話や返信用のハガキにお詫びの言葉を添えるようにしてください。

 

 

欠席の場合、香や供花などを贈るのが一般的ですが、三回忌までの法事なら「御仏前」と表書きした供物料を現金書留で送るのもいいでしょう。供花は三回忌までは白い花を中心にします。

 

 

法事に持参するのは、本来、せんこう、ろうそく、菓子などの供物や供花ですが、最近では供物料として現金を包むのが一般的です。供物料の金額は、場所によっても違いますが、「お斎代」と+「引き物代」を見込んで1万円から2万円程度を包みます。供物料は、いきなり仏壇や祭壇にお供えするのではなく、必ず施主に「御仏前にお供えください」と直接差し出すのがマナーとなります。金包みは、一周忌までは黒白か双銀の水引で、三回忌以降は青白か黄白です。